LVD(次世代照明技術)

HOLO LVD

従来のHIDランプの課題
従来のHIDランプ(高輝度放電ランプ)はフィラメントや電極など経年劣化によるランプ切れや照度減衰により、数年のランプ交換は不合理でした。
また水銀ランプは照明効率が良くない上に、再点灯に時間が掛かるため省エネに効果的ではありませんでした。

HALO LVDとは
フィラメントや電極などの消耗品が無く、ガラス管外に巻かれた誘導コイル(コア)に高周波電流を流す事によって発正する誘導電界と放電による発光原理に基づいた仕組みを採⽤しているため、超寿命で省エネ効率が非常によい。

HALO LVD特徴
1. 定格寿命は10万時間(LED比2倍、水銀灯比8倍)の長寿命
(年間4,000時間の点灯では25年の⻑寿命)
2. 消費電力はLEDと同等の省エネ、水銀灯比で50%以上の省エネ
(水銀灯300Wタイプと比べた場合、HALO LVDでは150W以下で同等の性能を持ちます)
3. 瞬時点灯、瞬時再点灯で省エネ効果が大きい
(瞬時停電時も即点灯)
4. 少ない発熱量
(ランプ温度は概ね80℃のため、空調等の温度上昇を抑えます)
5. 目に優しく自然で柔らかな“灯り”
(グレア無し、平均演色評価数は75-85Ra)
6. 照射角度は360度で全面を照らします
(広く全方向を照らします)
7. LEDランプと比べ安価高輝度
(LEDと比べ概ね1/2〜2/3の導入コスト)

最も低い光束減衰率

一般のHIDランプは、フィラメントや電極の消耗により時間と共に暗くなってゆきます。
HALO LVDはランプ本体に消耗部を持たないため、2,000時間での光量減衰率が5%と非常に劣化が少なく、長期間安定した照明環境を保ちます。
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低い誘虫率

分光分布図比較
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虫が光に集まる理由

光に集まる習性を持った虫は、日没後の照明が点灯すると人間には見えない紫外線を感知し集まってきます。
HALO LVDはLED並みに紫外線を殆ど出さない為、誘虫対策には効果的です。 ※LED比では若干指数は上まります。

LEDランプとの比較

LVDの明り特性

  • 面発光:全方向を明るくしたい場所に効果的
  • 光りと光りが重なる空間が大きく、荷物や設備の影が出にくい
  • 目に優しい:グレアが少ないため、照度計でのルクス値より明るく見え

LEDの明り特性

  • 指向性:発光角が狭く、対象物へのスポット的な利用に効果的
  • 荷物や設備の影を望まない場合、ランプ間ピッチの適性に注意が必要
  • 不快グレアの課題:グレアが強いため、光源への直視がある環境では注意が必要

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※グレア(Glare)とは:不快感や物の見えづらさを生じさせるような「まぶしさ」のこと